青い鳥症候群は女性脳だった無気力女子ヨウコが男性ホルモンと周囲によって 意識がちょっとずつ行動的になり、青い鳥症候群っぽくなる話です。 青い鳥症候群は、実際にはまともな職などがあってもここは自分の居場所ではないのではないか?と思い 自身が描く理想の未来を目指して職を転々としたりする人だったりします。 今回は動けない人間は悪か、幸せかという話をしています。 ★NORAとはなんじゃらほい? 国が分かりやすく利用しようと印をつけたせいで、明確に差別化された人々です。 遺伝子や見た目的にも、混ぜ者より人に近いです。 ゆとり、黒人、ニート、こういった印を(自分には必要ないからと、悪い意味で人を差すこと)使ったことはないでしょうか。 分かりやすく「見下していい」という印をつけられるだけで、人から狙われやすくなるという話です。 ヨウコはビビに付けられた名前があり、外見が元からユニセックスに近かった。だから、表向きは狙われなかった。 だが名前がないことが公になっており弱者の記号しかないサーニはそうではなく、人生を蝕まれた。 そういう話でもあります。 苦しくなったら、その言葉がない国へ行けば一応は解放されますが、そう簡単な話でもありません。 ★結局、売られたの、売られてないの? なんとな〜く、よくよく読めば作中にわかるようには書いています。 が、どちらだったとしても、手元に何もない過去は、いずれは己を蝕むのではと思います。 ★医者怪しくない? プレーンはプレーンで上流階級なので常に苦労を強いられます。 NORAが羨ましいとも思っています。彼の情報は間違いではないですが、 本当に彼の言うとおりになるか、幸せになるかは時の運です。 彼は自分の地位向上のために手術を薦めていますが、素直な子が好きなので 同じく裏表のない、妻であるフェアリーの友達になって欲しいと 差し向けているようです。フェアリーもそれに気づいていますが、 彼女の裏表のなさは夫の想像よりも上のようです。 ★夢の中の描写、ハッキリ説明して! 星は悩み事のようなものです。 船は心の自由度ですね 湖は許容量の大きさ。草は世間体などにより生い茂ります。 悩みを見ないように蓋をすれば、そのうち底にたまった悩みが見えるようになり 自己嫌悪と過去に潰されて死にます。 自分でどうにかするか、人と触れ合って現在の悩みをどうにかしないと、自分自身が溺れます。 あいつクズなのに、なんで生きてるのとか言う人がいますが、悩まないからですよ……。 めっちゃ湖広々してるんですよ。底浅だったりするんですけども。 ちなみに最後の洞窟の水中と、夢の湖はかけてあります。 ★サーニが言ってることって女性が不幸だってこと? 違います。初期案ではこれが正社員になれない派遣社員とかアルバイトの例にしようと思いましたが うーんと思って変えただけで、クリエイターなどの世界でも良くある話です。 このへんは少しビビの話で触れています。 サーニは多少利己的なところがあって、活動できる範囲が限られていたのであんな感じですが 努力がかならず報われるとは限りませんし、方法を間違えれば不幸にもなります。 また、ビビのようにどんなに努力したところで見た目が一般とは違っているだけで不利益被ることもあります。 美味しく見える以上、それを食い物にする人も沢山います。美味しく見えるだけまだマシとも思います。 いずれにせよ、人は自分と違う誰かの気持ちに寄り添えず、理解できない人間を馬鹿にするところがあります。 誰か不快感を覚える時は、きっと自分の心にしこりがあるからと、気付く目安でもあります。 ★NORAでいたままのほうが幸せなのでは? 確かに、女性で社会的地位を何も求めないのだったらそうかもしれません。 だけど、買い物刷る場所も限られていて、給料も上がらない、人から「この人はNORAなのだ」と 思われる(時には見下される)生活を天秤にかけてみて、生活の安定を取る人間が何人いるかという 話になります。また、実際こういった生活を強いた時に逃げる例もわりとあったりします。 これをあからさまに書くと、もはやエロゲーじゃなくて鬱ゲーになるので濁しましたが……。 人からひかれたレールから逃げ出したいた外れた先にあるのが別のレールだなんて、外した人じゃないと分かりません。 そのレールが自分に合っているかも自分自身ではないと分からないわけなので、一度の人生一回くらい転がるのもいいのではと思います。 しかし、それを馬鹿にしたり愚かだという人がいることも、わたし達は分かっているので動けません。 ★エロシーンがあんまり抜けない感!無理矢理もほしい! シベルリのエロシーンは物語の中に必要であるから組み込まれているエロなのと 萌えゲーのエロが学習してもなんか軸がずれてる感!ごめんね! 最初はもうちょっとまともだったのに…… なんか自分の好みに合わせると全然話さなくなってしまうのだった……。 なので楽しく読める感じで書いてるっていう。 ★ビビはコミュ障ではないのでは? ビビは性格は良いのですが、真面目なので冗談にも上手く対応できないところありますし 断定的な言い方するのと、ネズミっぽい口の速さで怒ってるのかな……と人に思われて避けられたりもします。 ちなみに彼女にとってモテているは「気安い恋愛や身体を求められている」は入らないため、 彼女自身は「モテていない、バカにされている」と思うが周囲は「愛想がわるい混ぜ者のくせにモテている」 と思われているので、会社の女性たちには毛嫌いされています。可哀想なビビ……。 声は、透明感があって明るくて、少し角がありつつ、ネイティブな感じな花見るんさんにお願いしました。 語尾が他の人じゃ多分出ないです。淡々とした感じと、感情的になるところとの差が上手い。 ネズミはわりと喜怒哀楽が基本的にあるのですが、存分に味わっていただける感じになっているかと。 ビビが許容範囲内なら、わりと普通の女の子はみんな許容できる感じです。 めっちゃ激しいところも、勝手に突っ走るところも、弱いところもあるちょっとめんどくさい普通の性格です。 ただし卑屈なところは仕方ないというか個性としてとらえてくれるし、勉強も好きなので、頼りになる子です。 ★サーニってコミュ障なの? サーニは他の人に愛されたいと過剰に思っているわりに、彼氏を作る努力だけで、友達を作る努力は怠ってます。 故に彼氏は切れないが友達は少ない、ごく普通の別の意味での強女子力、コミュ障タイプ。 負けず嫌いが仇になるタイプで、だけどそんな自分も大嫌いで、ケーキだって前日につわりを我慢してマスクしながら 作ったわりに本番で失敗しているので、物凄く不器用な人間です。可哀想なサーニ。 サーニは基本が優しい感じになる沢野ぽぷらさんです。呼吸のタイミングもとても上手いので、物凄く難しい注文をしました。 サーニのような子は、優しいのでバカにされがちなので、本人であっても他者であっても、そういった気持ちにならないよう お願いしました。基本は卑屈なところを他者にぶつけてしまうところをのぞけば、激しいところもなくかなり理想的な彼女ですが、 家庭一本になりがちなので束縛はしてきます。 自分の仕事や趣味で開花すれば、まぁまぁそう言ったところも落ち着くタイプですが代わりに相手に対してちょい適当になりがちです。 ★フェアリーはコミュ(省略) フェアリーは基本的に自由なようでいて、社会的な常識などがきちっとしているので一番伸びるタイプ。 ただ理想が高くて、少々仕事は選びがち。でもそれで満足している。 普通の人となんというか……色々離れているし、夜しか出歩けないので、コミュ障というか、なんというか。 女性陣の中で一番先に騒ぐのも、心が強いのも、助けてもらう率が高いのもフェアリーです。 フェアリーは一言内に演技できる藤堂れんげさんです。他の二人は、多少軸ブレも必要な女の子なのですが 芯がとってもしっかりしていて間もきっちり持たせられるので、大人の女性にピッタリでした。 フェアリーは、相手が合わせます。美人でプレーンに見た目が近いから幸せっていうのは勿論関係あるのですが 彼女のスタミナとバイタリティー、芯の強さ、明るさが最大の彼女たるゆえんです。 そしてそれを持てあます故にちょいおかしいし、遠慮も思慮も欠落しがち。 相手を否定せず受け入れるので、相手も受け入れるという感じですが、それは彼女のコンプレックス故であって プレーンの世界は基本上流階級なので、合わせられないフェアリーのような性格は受け入れられず孤立しています。 ★幸せの定義って結局なによ 探し続けるのは無理なので、適当なところで手を打ってそこを伸ばしていくと幸せになる……どうなんでしょうかね。 ゲーム中では、一律の中に含まれていれば幸せである……ということが定義されていてみんな同じなら不幸では ないのでは?という内容が最初に出て NORAの給料は一律とか、優れている点が挙げられて一転 劣っている点を合わせると平均に収まるという内容で二転して 他の人ができることができないとか、他者と関わることで自分の立ち位置を確認してまた回転する そういった内容です。そして主人公はどう考えてもあの国の社会では平均値に位置していません。 そこに目をつぶったり、思った通りに生きられないこと。損得を考えること。 何度も他者と比べることは人生中何度も起きます。 おそらく、自分の軸が定まらないと一生不幸なんだと思います。 そういった不幸の原因と、そこから抜け出す方法は自分なりに書いたつもりです。 青い鳥が「人」かどうかは人によって違いますが、わたし達は自分の人生を担保にして それぞれ個々の幸せを追い求めるものなので、他者の「幸せ」を自分の「幸せ」と思うのは違うかもしれません。 比べることは青い鳥症候群の始まりです。自分の幸せはなにかを掴んだ先に人がいたとして、それはそれでいい。 まずは自分の青い鳥……軸は何かを知ってから、人と関わり合うことが良いのではと思います。 という内容が分かりにくく書いてあるゲーム、それが青い鳥症候群1654。 ★なんで最後ビビはヨウコを止めないのよ。 これ以上止めると嫌われると恐れているからです。ビビは自分が相手を尊重できない自分のエゴにも気づいていて 嫌われるのが怖い子なので、これ以上は動けません。 ★キョーラに行った面々は幸せになるの? でかだんすに出てきますが、幸せです。気になる人は次回作をプレイしていただけるととってもうれしいです。 別の意味でキョーラも幸福の国ではないのですが。それはプレイヤーの働き次第でどうにかなるので。 ★鬱ゲーでもいいのでは。 鬱ゲーは客層があって凌辱入ってなきゃってところがあって おちんちんしおしおになっちゃうかなって! セックスどころじゃなくなっちゃうので、ラノベ並みの明るさを一応保ちました。 でも明るくはないって聞きますね。次は明るくて多少癒し要素もあるので……許してください。 凌辱書く時はもう鬱というか心理的な地獄にします!(そしてまた抜けないものができあがる)